私共、今年で満77才を迎え近日まで至って健康に過ごしてまいりました。しかし、今年4月14日に急に血圧が220位に上がり、ふらつきが激しくなり朝と昼の食事も全て吐き出し視界がおかしくなり遠近や左右の感覚が不安定な感じで物が全て二重に見える状態となりました。妻の判断で即、総合病院の救命救急センター医のもとに駆け付け検査を受けましたが結果は「脳幹梗塞」と判断され即入院となりました。
治療は血液をサラサラにする為の投薬や点滴をなされ2週間の入院となり5月1日に退院となりました。しかし、この時点では満足な歩行も出来ず杖を突いての行動となり眼の状態もMLF症候群との診断で二重に物が見える状態での退院で本当に心配でした。
しかし、入院中に同じ脳梗塞の患者さんと知り合いとなりその方が眼の治療に「鍼灸治療」
が効果があるとの情報を聞きました。早速長くお世話になっている桜山鍼灸院の藤井先生に相談して直ぐに治療を始めて頂きました。
5月9日より7月16日迄15回の治療を受けました。お灸は肌に直接もぐさを据えるもので瞬間的にはとても熱い治療でしたし鍼は後頭部(首の後ろ)に9本位の鍼の治療でした。
10回目位で視力は全て普通の状態まで回復し15回目頃には入院する前よりも視力が良くなった様に感じました。
私の感覚では、血液をサラサラにする薬「クロビドクレル錠」を毎日1錠のみ続けていましたが、そのせいで視力が回復したとは思えません。鍼灸治療を重ねる度に視界が開けていずれも夜の治療でしたが翌朝すぐに見える視界が回を重ねる度に回復の状態が実感したものです。
今では車の運転も出来て高速道路もスムーズに運転出来る状態となりました。嬉しい限りです。藤井先生の心のこもった治療の賜と深く感謝しております。